セロリーの起源は地中海地方の湿地帯といわれています。紀元前12世紀頃のエジプト第20王朝墓からは花輪に編んだ野生のセロリーが発見されています。また紀元前9世紀に書かれた古代文学オデッセイによると野生のセロリーが薬草として用いられていると記述されています。後にギリシャ人はその葉をアスリートの月桂冠として用いたり、葬儀の花輪として用いていました。古代ローマ人はセロリーの種を乾燥させたもの(セロリーシーズ)を香料として使っています。古代ローマ人達は、香りが強く何か崇高なものと感じて使っていたのでしょうか。野菜として使われ始めたのは中世に入ってからで、やはり「香り付け」がその役目でした。現在のような食べ方をされるようになったのは18世紀のヨーロッパからです。日本には、1592年朝鮮出兵した加藤清正が、中国を経て朝鮮に渡ったセロリーを持ち帰ったといわれています。それが岡山城内に自生し清正人参と呼ばれていました。その後、今度はオランダ人が日本に伝えたことにより「オランダミツバ」と呼ばれるようになりました。慶応2年に当時の貿易関係者から種子が持ちこまれ、国内での本格的な栽培が始まりました。
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